2017年10月8日

スタッフブログリレー 「20歳の頃」清水編



20歳

今から25年前

美容師になって2年目





高校後の進路

漠然とではあったけど
唯一なりたいと思った職業「美容師」
でも
大半は大学へと進む友人の中で
野球坊主の自分には未知な美容師という世界に
飛びこむ勇気が持てなかったこと

話を持ち出したとしても
ほとんど反対されたこと

性格、タイプ的にも
自分と正反対に思えた美容師になるための資質



そんな理由を並べ

美容師ではなく
美術が好きだったという理由だけで
美術系の大学を受験することに。

受験に向けて遅い準備を始めました。



しかし、いくら好きでも
秋からチョコチョコと準備した程度で
合格できるほど甘いものではなく

結果は不合格



これで卒業後は浪人か専門学校かなと
思っていたころ

家庭の諸事情で

どの道に進むにも
自分自身で資金を準備しなければならなくなり


それならばと
資金稼ぎのため、一年間アルバイト

いわゆるフリーターとなりました。





自分の中では
バイト後の進路は決めていました。

一年遅れで美容学校に行こうと。

長い人生一年の遅れなんて大したことはない。
自分で準備するなら自分のなりたいものになろう。




アルバイト生活
レストランの厨房で朝から晩まで。

楽しかった。
お金もそれなりに貯まりました。

8か月ほどたった時


バイト先で一緒に働いている方が
ご自分の通っているヘアサロンに
「うちのバイトでこんな子がいるよ」と
話してくれて

じゃ、一度面接してあげる。
美容学校は通信学科もあるから。



一年間働いて美容学校に行く予定が
アルバイト生活を切り上げ
いきなりヘアサロンで働けることになりました。





貯めた資金で
美容学校と一人暮らしを始め
憧れの美容師生活。



その時19歳。



入店したお店では
厳しく育てていただきました。



入店4か月目には
美容学校卒の同じ年の後輩ができ

追い越されない様に美容漬けの毎日。



道具の名前も
どう使うのかもわからず
後輩たちはもう学校で習得している技術も
自分は全くできない状態。



でも絶対に先を行っていたかった。
先輩でいたかった。



毎日、練習。

先輩に「あと店の鍵を閉めときます」と言いつつ
結局朝まで練習してたり。


一人暮らし
休みの日もやる事も無いし
お金もないので店に来て練習。

講習費の安めの外部講習には片っ端から参加して。





ひとつの技術ができるようになること
目の前の課題をクリアしていくことが楽しかった。

憧れてあこがれて
遠回りしてやっとなれた美容師
この仕事に携われていることが楽しくて仕方なかった。






それから1年半後

スタイリストデビュー

その時20歳


早すぎるデビュー。

経験不足からくる不安で
毎日押しつぶされそうでした。



でも、お客さまには精一杯で仕事をして
自分が担当するからには
もっと素敵に
もっとカッコよくなってもらいたい。

そんな熱い気持ちで毎日過ごしていました。


しかし
今思うと
ほんと未熟な技術だった...







憧れていた美容師として働けていること
自分を指名して来店してくださるお客さまがいること
自分の技術でお客さまが喜んでくださること


20歳の頃


この仕事の大変さとやりがい、素晴らしさを
身に染みて実感して
この仕事でこれから生きていくんだと進む道が定まったとき



今思えばそんな時期だったように思います。












カッコいいことを書いていますが
昔の思い出は
多少キラキラして記憶しているようです。。


お許しください(苦笑)


       【清水】

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